アクティブファンドを見逃すな!!
アクティブファンドとは?
インデックスファンドとは、日経平均株価やS&P500などの代表する指数に連動することを目指すファンドです。
アクティブファンドとは、プロが銘柄や運用先を選別することによって指数よりも実績で上回ることを目指すファンドです。運用のプロフェッショナルであるファンドマネージャーが、様々な企業を調査・分析することで組入銘柄を決定しています。そのため、信託報酬などの手数料が割高になります。
アクティブファンドのデメリットとは?
インターネットでアクティブファンドについて検索すると、評判があまり良くない様に思います。なぜアクティブファンドは悪く言われるか考えてみましょう。
①手数料が高い
eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)の信託報酬が年率0.154%であるのに対して、多くのアクティブファンドが1.50%以上と10倍以上のコストがかかっていることでしょう。
②インデックスファンドの方が実績が良い
アクティブファンドの60%ほどがインデックスファンドに実績で負けていると言われています。プロが運用することにより、コストが高くなっているにもかかわらず、インデックスファンドに実績で負けているようでは投資対象としては相応しくありません。
アクティブファンドのメリットとは?
①大きなリターンを狙える
インデックスファンドでは代表的な指数を超えることはありません。中には、インデックスファンドの数倍のリターンを獲得してきたアクティブファンドもいくつもあります。
②投資対象を選択することが出来る
投資信託ではリターンだけではなく、目的をもって選択する事が必要です。例えば、積立はインデックスファンド、余剰資金については小型株でリターンを狙って運用していく、次のテーマとして期待している宇宙関連に投資するなど運用の目的に沿って、資産配分することが必要です。
アクティブファンドには、成長が期待できる株式に投資するグロース株投信や株価が割安な株式に投資するバリュー株投信、また特定のテーマに沿った株式を組み入れるテーマ型ファンドなど様々な種類があります。
アクティブファンドの実績
では、アクティブファンドの実績の例を見てみましょう。
引用:楽天証券 投信スーパーサーチ
こちらはすべて日本株で運用している投資信託の5年実績になります。
一番下の実績に位置しているのが水色のチャートがインデックスファンドになりますが、すべてのアクティブファンドの実績が勝っている事がわかります。
各ファンドとも日本株式に投資していますが、ファンドの目的、特色が異なります!!
この実績がもちろん今後とも続くとも限りませんが、コストが高くても投資対象として考えないのはもったいないように思います。ご自身の目的等と照らし合わせ、投資対象を考えていく必要があります。
今度はアクティブファンドの選び方についても書きたいと思います!!
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暴落に強い?ダブルブレインについて検証してみる。
「米株最強」「S&P500買っておけばいい」「レバナス無敵」このような声をよくネット上で耳にしますが、先行きが不安になってしまいます。
幾度となく株式は調整を迎え、その度に投資を辞めてしまう方々を見てきたからです。
今後そのようなことが起こるかどうかはわかりませんが、リスク管理は常に心掛けたいものです。
個人的に米国を中心に経済成長は続き、今後もアメリカを中心とした株式がメインの投資対象と考え、積立投信は楽天全米株式インデックスファンド、 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)ですが、積立NISA以外のスポットで購入している投資信託は7月、8月でほぼ売却して、現金で待機してます。
米国株式に投資できた上、下落局面でも回避できる可能性を持つ楽天・米国株式トレンドプラス・ファンド(愛称:USAトレプラ)を継続保有しています。
待機資金が中心となってしまいましたが、債券も低金利環境が続いており、株式や債券と値動きの相関関係が違うオルタナティブ型のファンドでの運用を検討しています!!
本日はモーニングスターのファンド オブ ザ イヤー(オルタナティブ型)を二年連続受賞している野村アセットマネジメントのダブルブレインについて検証していきます。
オルタナティブ投資とは、上場株式や債券といった伝統的資産と呼ばれるもの以外の新しい投資対象や投資手法のことをいいます。
ダブルブレインとは?
2018年11月9日より運用開始されている投資信託で2021年9月17日現在13,999円で約40%上昇しています。純資産額2000億も集まっており、人気、実績ともに申し分ありません。信託期間はもちろん伸びる可能性もありますが、2028年11月22日までとなっているのがネックでしょうか…。
運用実績は?
上の図が、ダブルブレインとeMAXIS米国株式とeMAXIS全世界株との比較チャートになります。
下記三つで区切って考えてみましょう。
①コロナ前
コロナショックに下落するまでは、米国株、全世界株よりもダブルブレインの方が優秀!!
②コロナショック
米国株、全世界株よりもコロナショックでは下げが小さく、ダブルブレインの方が優秀!!
③コロナショック後の株高局面
コロナ後株高局面では役一年程上がらず、ダブルブレインの方が劣後!!
では、どうしてこのような運用になるか運用方法について確認していきます。
どのように運用しているの?
ダブルブレインでは二つの運用戦略が用いられております。
リスクコントロール戦略とトレンド戦略です。
リスクコントロール戦略とは?
引用:野村アセットマネジメント
リスクコントロール戦略では、24時間モニタリングを行い、世界中の様々な資産に投資をしているようです。リスクを検知した場合に投資配分を大幅に削減し損失抑制を図る、また相場の下落傾向を察知した場合は、資産の値動きに応じて投資配分を調整するとのことです。
トレンド戦略とは?
引用:野村アセットマネジメント
こちらはいわゆるトレンドフォローです。上昇局面では買いポジションを持ち、下落局面では売りポジションを持ちます。トレンドがなく、ボックス相場では実績が出づらい側面もありますが、長い下落局面等では売りポジションでリターンを出せる可能性はあるでしょう。
直近の運用について確認
8月末の月次運用報告書からの運用について確認してみます。
リスクコントロール戦略の運用が86%、トレンド戦略の運用が16%になっています。
リスクコントロール戦略の運用状況
引用:月報
見てわかるように運用対象が多岐にわたり、株が中心ではなく、株との値動きの方向性は大きく変わることが期待できます。
引用:月報
また、投資配分の削減によりコロナショックの下落を抑えれている事もわかります。
そもそもオルタナティブ型ファンドでありますので別物と考える必要がありますが、投資配分が株式が少ない状況が続いた、投資量の拡大が遅れたことがコロナからの株高にパフォーマンスが劣後した要因と思われます。
トレンド戦略の運用状況
引用:月報
こちらは買いポジションも売りポジションも保有しますが、現状買いポジション(ロング)が優勢となります。こちらは売りポジションも保有することより、下落ポジションでもリターンが期待されます!!
まとめ
コロナショック前までは株式での運用よりもパフォーマンスが良かった時期もありますが、昨年の株高局面ではパフォーマンスが劣後しますが、要因としては株式以外での運用や投資配分の削減が行われる事でしょう。株式の運用以外で検討するには、リスクコントロール戦略、トレンド戦略ともに株式より他投資対象での運用の方が多く、株式保有者のとってこちらのダブルブレインでの運用は分散効果が十分に期待できると思います!!
コストの高さは懸念点でありますが、基準価格は信託報酬控除後の価格でありますので、設定来の実績であれば個人的には投資を検討してみようと思います!!
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積立投信は早く始めるべき!
運用を始める方にまずおススメしたいのが積立投資です。
大きな資金がなくても始められる点、少額から始められる事よりリスクも限定的にできる点等があげられます!!
その積立投資は早く始めるべきだと考えていますが、その理由を書いていきたいと思います。
時間×毎月の積立
毎月5万円を20年間積立
こちらは毎月5万円を20年間積立し、5%で運用した場合の成績になります。
積立金額は1200万円に対し、20年後運用総額が2055万円になります。
毎月10万円を10年間積立
こちらは毎月10万円を10年間積立し、5%で運用した場合の成績になります。
積立金額は1200万円に対し、10年後運用総額が1552万円になります。
どちらも積立金額は1200万円であるのに対し、運用総額が500万円の差になります!!
では、なぜこのような差が大きくなるのでしょうか。
複利の効果
このような差が生まれる理由は複利の力です。
複利運用とは、運用で得た利益を引き出さずに、さらに元本に加えて継続して運用していく方法です。
100万円を10%で10年間運用した場合
複利で運用せず利益を受け取った場合と比較してみましょう。
毎年10万円の利益が10年間続き、10年後に総額100万円の利益を含め、合計200万円になります。これを毎年10万円を引き出さずに複利で運用していった場合は、合計259万円になります。この差が複利の力です!!
アインシュタインも複利を「人類最大の発明」と評したといわれています。
この複利効果は長期で運用することにより、高い効果が期待できることより、早い積立をおススメします!
複利の効果が発揮できるのは投資信託!?
株の配当金や利益確定時には税金がかかります。投資信託は、運用の中で配当金を再投資する等、投資信託を売却しなければ税金がかかりませんので、売却時まで効果的な複利運用が期待できます!!(分配型の投資信託は除きます)
まずは積立NISAやiDeCoを活用するのが良いでしょう!!
運用の増え方は一定ではない!!
投資にはリスクは付きものです。積立投資だから必ず増えるわけではありません。ただ、毎月分散して購入することで時間の分散を図ることができます。毎月一定額積立することによって、「下がった時にたくさん買う」「上がった時には少なく買う」を自動的にできる方法です。
過去アメリカ株式は平均リターン6%を超える上昇をしてきました。ただ、毎年6%ずつ上がってきたわけではありません。上昇しない時期も多くありましたし、大幅に下落したこともあります。そのような期間も含め平均リターンです。長期で運用することによって購入時期の分散、リターンのばらつきを減らすことも期待できるでしょう!!
リターンのばらつきについては↓↓
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