僕、お金持ちになりますっ!!

元外資系金融勤務。お金持ち、富裕層になるべく、投資信託を中心に考えていきます!

暴落に強い?ダブルブレインについて検証してみる。

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「米株最強」「S&P500買っておけばいい」「レバナス無敵」このような声をよくネット上で耳にしますが、先行きが不安になってしまいます。

幾度となく株式は調整を迎え、その度に投資を辞めてしまう方々を見てきたからです。

今後そのようなことが起こるかどうかはわかりませんが、リスク管理は常に心掛けたいものです。

 

個人的に米国を中心に経済成長は続き、今後もアメリカを中心とした株式がメインの投資対象と考え、積立投信は楽天全米株式インデックスファンド、 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)ですが、積立NISA以外のスポットで購入している投資信託7月、8月でほぼ売却して、現金で待機してます。

 

米国株式に投資できた上、下落局面でも回避できる可能性を持つ楽天・米国株式トレンドプラス・ファンド(愛称:USAトレプラ)を継続保有しています。

 

okuemon2021.hatenablog.com

 

待機資金が中心となってしまいましたが、債券も低金利環境が続いており、株式や債券と値動きの相関関係が違うオルタナティブ型のファンドでの運用を検討しています!!

 

本日はモーニングスターのファンド オブ ザ イヤー(オルタナティブ型)を二年連続受賞している野村アセットマネジメントダブルブレインについて検証していきます。

オルタナティブ投資とは、上場株式や債券といった伝統的資産と呼ばれるもの以外の新しい投資対象や投資手法のことをいいます。

 

 

ダブルブレインとは?

2018年11月9日より運用開始されている投資信託で2021年9月17日現在13,999円で約40%上昇しています。純資産額2000億も集まっており、人気、実績ともに申し分ありません。信託期間はもちろん伸びる可能性もありますが、2028年11月22日までとなっているのがネックでしょうか…。

 

運用実績は?

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引用:モーニングスター

上の図が、ダブルブレインとeMAXIS米国株式とeMAXIS全世界株との比較チャートになります。

下記三つで区切って考えてみましょう。

①コロナ前 

コロナショックに下落するまでは、米国株、全世界株よりもダブルブレインの方が優秀!!

②コロナショック

米国株、全世界株よりもコロナショックでは下げが小さく、ダブルブレインの方が優秀!!

③コロナショック後の株高局面

コロナ後株高局面では役一年程上がらず、ダブルブレインの方が劣後!!

 

では、どうしてこのような運用になるか運用方法について確認していきます。

 

どのように運用しているの?

ダブルブレインでは二つの運用戦略が用いられております。

リスクコントロール戦略トレンド戦略です。

リスクコントロール戦略とは?

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引用:野村アセットマネジメント

リスクコントロール戦略では、24時間モニタリングを行い、世界中の様々な資産に投資をしているようです。リスクを検知した場合に投資配分を大幅に削減し損失抑制を図る、また相場の下落傾向を察知した場合は、資産の値動きに応じて投資配分を調整するとのことです。

 

トレンド戦略とは?

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引用:野村アセットマネジメント

こちらはいわゆるトレンドフォローです。上昇局面では買いポジションを持ち、下落局面では売りポジションを持ちます。トレンドがなく、ボックス相場では実績が出づらい側面もありますが、長い下落局面等では売りポジションでリターンを出せる可能性はあるでしょう。

 

直近の運用について確認

8月末の月次運用報告書からの運用について確認してみます。

リスクコントロール戦略の運用が86%、トレンド戦略の運用が16%になっています。

リスクコントロール戦略の運用状況

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引用:月報

見てわかるように運用対象が多岐にわたり、株が中心ではなく、株との値動きの方向性は大きく変わることが期待できます。

 

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引用:月報

また、投資配分の削減によりコロナショックの下落を抑えれている事もわかります。

そもそもオルタナティブ型ファンドでありますので別物と考える必要がありますが、投資配分が株式が少ない状況が続いた、投資量の拡大が遅れたことがコロナからの株高にパフォーマンスが劣後した要因と思われます。

 

トレンド戦略の運用状況

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引用:月報

こちらは買いポジションも売りポジションも保有しますが、現状買いポジション(ロング)が優勢となります。こちらは売りポジションも保有することより、下落ポジションでもリターンが期待されます!!

 

まとめ

コロナショック前までは株式での運用よりもパフォーマンスが良かった時期もありますが、昨年の株高局面ではパフォーマンスが劣後しますが、要因としては株式以外での運用や投資配分の削減が行われる事でしょう。株式の運用以外で検討するには、リスクコントロール戦略、トレンド戦略ともに株式より他投資対象での運用の方が多く、株式保有者のとってこちらのダブルブレインでの運用は分散効果が十分に期待できると思います!!

コストの高さは懸念点でありますが、基準価格は信託報酬控除後の価格でありますので、設定来の実績であれば個人的には投資を検討してみようと思います!!

 

 

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